ブックタイトルMedetta! Vol.28 SPRING 2020
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Medetta! Vol.28 SPRING 2020
旧きをたずねて、新しきをつくる戦後の復興時から甲府の一角に店を構えているゑびすや。創業当初は三角餅の販売、近年までは街のちょっとした食堂として親しまれてきた。そんなゑびすやも時代の流れとともに営業をやめ、いわゆる遊休不動産として存在していたが、昨年、不動産業を営む株式会社VivitBaseが中心となり「ゑびすやブロジェクト」が発足。元の建物をリノベーションし、2Fが観光客向けの宿、1Fをシェアキッチン&レンタルキッチンとして生まれ変わらせた。11月のオープンから早3 ヵ月(取材時)、1F、2Fともに利用者が増えている。この日はインド各地のカレー、ビリヤニ、チャイなどを販売するSPICE CORNERさんがレンタルキッチンを利用しカレー弁当を販売していた。レンタルキッチンは用途に応じて厨房設備を使い、店舗として利用or営業ができる。必要な分だけ、月の利用時間によって利用料が変動する仕組みだ。通常販売の基本料金は月30時間23,000円~。シェアキッチンも同様に広いキッチン設備を使い、料理セミナーや手作り料理の女子会、商品の試作会などができる。シェアキッチン、レンタルキッチンともに月単位のレンタルから、1日、半日単位でも借りられる。店内にはカレーのいい匂いが立ちこめる。ランチの時間になると続々とお客さんがカレーの匂いに誘われてゑびすやを訪れ、購入して行った。運営しているVivit Baseは曜日毎に異なる飲食店が入ってくれたら嬉しいと話す。今後も利用店舗は増えていく見通し。2Fのバケーションレンタルはその名の通り、観光客向けの客室をインターネットからの予約で借りることができる。食事などのサービスはなく、いわゆる素泊まり専門。これには甲府の街に繰り出し、食文化を楽しんでほしいという思いがある。甲府は近隣に温泉銭湯や立ち寄り湯ができるホテルも多い。泊まる場所をおさえて、地の人や店など旅先の魅力を存分に味わいたいという人におすすめ。新しいお店N E W S H O PE B I S U Y A42