ブックタイトルMedetta! Vol.27 WINTER 2019
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Medetta! Vol.27 WINTER 2019
――お二人の出会いは?悠太:僕が2016 年に東京から富士吉田に移住してきたんですよね。東京から友人が富士吉田に来ていたんですが、一緒に散歩していて妻と出会いました。9 月27 日です。亜希子:わたしもたまたま帰省中で、姪を連れて散歩していたんです。で、周辺を歩いていたんですけど、同じ日に3 回くらいすれ違って。さすがにお互い「アレ」って印象に残って、だから日付も覚えているんです(笑)悠太:目的地も一緒でしたね(笑)下浅間神社っていう、神様が乗る神馬として馬を祀り、飼育していている神社がありまして。亜希子:そこでちゃんとお話をしまして。姪とも自然に打ち解けてくれて、一緒に馬にエサをあげてくれたり、優しい人だなと思いました。柔軟な雰囲気で、話し方や声も親しみやすくて好感が持てました。悠太:話していたら、お互いに共通の知人もいたりして、ほんと出会いも偶然だったんですが縁を感じましたね。僕が移住者で妻は地元ってこともあったりして、そこからお互いの家を往き来して、交流しました。妻の実家に伺ったときもウエルカムな感じで。良くしていただいて家族との距離も縮まりましたね。――プロポーズはどのようなものでしたか?亜希子:付き合って1 年9 ヵ月で入籍して、もともと結婚を前提にお付き合いしていたので入籍の半年前から入籍と挙式の準備をしていました。悠太:入籍の日も予め決めていたんですよ。記念日とかではなく、大安で縁起がいい日をってことで。なので、プロポーズも「するする」って言ってたんですが、プレッシャーや焦りもあってか、逆にやりづらくなってしまいました(笑)色々考えましたが、入籍の二日前に手紙を書いて渡しました。亜希子:なんだか、宿題感はありましたけど(笑)本音を言うと嬉しかったです。――結婚式について特徴やこだわりを聞かせてください悠太:この町に来たからには、家族に富士山を見せたかった気持ちが大きくて会場を決めました。本当はホテルウエディングではなく、手作りの結婚式を考えていたんですけどね。亜希子:夫の親族はそれぞれ広島の尾道や、栃木など離れた場所に住んでいて、遠方から来る方に加えて年配の方も多かったんです。なので招待するのに、泊まる場所もきちんと用意されていて、不自由なく安心できる場所がいいだろうということで、ホテルウエディングにしたんです。悠太:なので、ホテルウエディングを自分たち流にアレンジしました。僕の親族がそれぞれ結婚が続いたりしたんですが、離れていたのでなかなかみんなで揃って会える機会がなくて。せっかくならこの機会に、家族みんな集まって顔を合わせようと。そしたら、両家ともに音楽や舞踊に造詣が深い人がたまたま多くて。それぞれの家族が、音楽を通じてコラボレーションした余興をやりました。亜希子:お互いの家族を中心に、ゲストを招待したんですが余興も両家の家族がやるというのは斬新だったみたいです。亜希子:夫がデザイナーなので、映像や紙媒体、冊子など全部手作りしました。お花も地元のフラワーアーティストさんに協力してもらったりお互いの個性を反映させた式にしました。悠太:労力はハンパじゃなくかかりましたけど(笑)制作物は全部自分たちで作ったので。その分、持ち味が出せたかなと思います。――印象に残っていること、挙式してどう感じましたか?亜希子:終わってから振り返ると一瞬のできごとでしたね。悠太:自分たちが高砂から見ていた景色とゲストの見ていた景色が違うというか、視点が違って面白かったです。亜希子:わたしの家族はみんな地元の富士吉田にいて、夫の家族は全国各地から集まって顔を合わせられたのは本当に良かったと思います。家族の結束は強まりましたね。悠太:もう一回やれば、もっとうまく式ができるのになーと(笑)ここはもっとスムーズに、とか、ここはこんな風にすればもっと楽しんでもらえたかなとか、修正点を考えてしまうんです(笑)亜希子:ゲストのことを第一に考える、デザイナーの職業病かもしれませんね(笑)13