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概要

Medetta! Vol.26 Autumn 2019

INFORMATION ***山梨県甲州市勝沼町勝沼2997 TEL:0553-39-8915 営業時間:11:00~18:00 定休日:木曜日 https://www.facebook.com/tugurasyaぶどうトンネルを抜けて、勝沼の大パノラマに出会う駐車場から店舗入り口に向かうと、更に奥へと続くぶどうトンネルが目に入る。つぐら舎奥のワイン民宿、川口園のぶどう畑には、今では勝沼唯一となった100mのぶどうトンネルが通っている。このトンネルをたくさんの人に知ってほしい、という思いがこの場所に店をオープンしたきっかけだと語る、店主の小出順子さん。小出さんは市役所の広報や町の観光案内所での勤務経験があり、その時にぶどうトンネルの存在を知ったそう。昔は車も通行していたという、そのトンネルを形づくるぶどうはデラウェアー、ピオーネ、甲州と収穫の時期が異なる品種で、観光のお客さんを楽しませる工夫がなされている。トンネルを抜けて更に進むと、左手に鳥居平、目の前には勝沼の扇状地、右手に甲府盆地を見渡せる大パノラマが待っている。いくつものワイナリー、さまざまな仕立て方のぶどう棚。日本屈指のワイン生産地、勝沼ならではの景色は言葉を忘れて見入ってしまうほど素晴らしい。つぐら舎で提供されるメニューは地元の食材を使用し、旬のものを楽しく、工夫しながらつくる、がモットー。旬のフルーツを使ったスイーツは目で、舌で、季節を存分に感じることができる。地元のつながりを広げ、地元の魅力を伝えたい、と思ってくれる人を増やしていくことが大切なのだと小出さんは考えている。ゆっくりと食事やお茶をいただきながら、地域のことやぶどうのこと、小出さんと話をしてみれば、楽しくて優しい時間が過ごせることだろう。7 月以外の奇数月には、地元の方の手作り品が並ぶ「つぐら市」を開催していて、食べ物やクラフト雑貨など、60 ~ 80 ほどの出店がぶどうトンネルの下にずらりと並ぶ。商品を見て回るだけではなく、ぶどうの樹を利用して趣向を凝らしたレイアウトを眺めたり、ぶどう棚の下に設置されるテーブルで食事を楽しんだり。9 月は紅葉し始めるぶどうトンネルの下で開催が予定されている。つぐら市開催時には、シャトレーゼベルフォーレワイナリー 勝沼ワイナリーの敷地に駐車できるので、気軽に立ち寄ってみよう。*** tsugurasya65