ブックタイトルMedetta! Vol.26 Autumn 2019
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Medetta! Vol.26 Autumn 2019
今から17 年以上前、東京でカレーの移動販売をやっていたという吉田和江さん。カレーに副菜、夏はジュース、冬はスープをサービスで付けて売っていたそうだ。売上も上々だったという。その頃、パートナーと出会い、「本物のカレー、食べに行こうよ」と連れて行かれたのはパートナーの馴染みのインド料理店だった。そこで食べたインドカレーにインスパイアされ、そのお店で学びつつインドの家庭で食べられている本物のスパイスカレーを研究したという。数種類のスパイスをオリジナルの配分で調合して独自の味を作る。化学調味料は一切使わず、当時からさらにアレンジを加えて味に磨きをかけた。また、もうひとつの名物メニュー、タンドリーチキンは大きなもも肉をまるごと1枚使用。こちらもオリジナルのスパイスダレに漬け込んでカリカリに焼き上げる。中はジューシーでお肉の柔らかさは衝撃的。スパイスの香りが口いっぱいに広がる。イベントなどへの出店販売も行っている。ひとつひとつ丁寧にすべて手作り。店舗と変わらないクオリティでの提供を心掛けているという。人気のため行列ができることもしばしば。基本的な定休日は木曜だが、イベント出店しているときは店舗を閉めている。確実に食べたいという人は2 日~3日前に予めメールして確認、予約しておくのがおすすめ。レストラン業の他、ゲストハウスとして宿を提供しているのも特徴。大黒屋サンガムの店舗となっている古民家は築300 年、江戸中期から続く宿だった。周辺地域は宿場町として栄えていたそうだ。最大で8 人~10 人のグループで泊まることができる。綺麗にリノベーションされた和風宿は外国人観光客が利用することも多い。WWOOF(ウーフ)という海外ボランティア制度を導入しており、スタッフ用の別棟に住み込み、ボランティアとして宿を手伝う専門のスタッフがいる。衣食住とともに日本の宿文化に触れながら働いている通称WWOOFER(ウーファー)と呼ばれる彼らが、にこやかに出迎えてくれる。MEDETTA! ISSUE *** Koshu-city005 大黒屋サンガムDAIKOKUYA SANGAMINFORMATION ***山梨県甲州市大和町日影49 TEL:0553-48-2555 営業時間:10:00 ~ 18:00 https://daikokuya-sangam.on.omisenomikata.jp北海道産の小麦を使ったナンは、ちょうどいい大きさでモチモチの食感に焼き上げられる。小麦のおいしさを味わえるナンはカレーのお供に最高。幻のカレーレストラン*** DAIKOKUYA SANGAM63