ブックタイトルほぼハッピーマガジン Medetta! Vol.007 電子版

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ほぼハッピーマガジン Medetta! Vol.007 電子版

「山梨ではここにしかないマニアックなモノも扱っています」WHY!?お客さんはどんな商品に魅力を感じているの?があれば、だれよりも商品のことを詳しく説明してくれる。それなのにコーヒーまで淹れてくれるから、どのお客さんも滞在時間がふつうの店より長い気がする。買い物したり、カウンターに座っておしゃべりしたり、店の中で自由気ままに過ごしている。たぶん、石川さんが「まあ、ゆっくりお茶でも飲んでけし」というスタンスで迎えてくれるから、お客さんのほうもフラリと石川さんちに遊びにきたよ、という感覚で楽しんでいるんじゃないかな。オープンして6年目。なんとなく、居心地イイ感じ♪それにしても、イマドキの山ガールファッションって、やっぱりかわいい。セレクトも、もちろん石川さんが担当。「山でも町でも着られるようなコーディネートを考えています。町も山もつながっていますから、そのままキャンプに行っても自転車に乗ってもいいスタイル。本格的な登山者には、それ向けの装備もあります」。石川さんがセレクトするブランドは、少人数でじっくり物づくりをするような、こだわりを感じるものが多い。「かなりマニアックな品ぞろえです。うちはデザインやスタイルにこだわるお客さんが多いですね」。自分がほれこんだ物を、ほかの人にも使ってほしい。そんな熱い気持ちが伝わってくる。南アルプス市出身の石川さん。小さい頃から、自然大好き少年だった?「いや、自然にはちっとも興味なくて。中学時代に富士山に登って、登山なんか二度とイヤだと思いましたから」。その後、大人になってから「瑞みずがきやま牆山」(北杜市)に登る機会があり、それが自然へと向かうきっかけになったとか。「うおお、なんじゃこりゃという感じ(笑)。日常の景色とは全然違う岩の造形とか、自然がつくる不思議さとか、言葉ではいい表せないほど、ものすごい衝撃を受けました」。自然に身をおくだけでも気持ちいい。山は不便なことばかりだけど、その中でどう工夫して快適に過ごすか。日常とはあえて「今度の日曜日、どうする?」。いつもと同じ週末の過ごし方に飽き飽きしているけど、やりたいこともとくにないし…。そんなとき、おもしろいアウトドアショップがあると聞いて出かけてみた。店の名は「SUNDAY」。金曜日の昼下がり、店の中をぐるりと見渡す。町でもオシャレに着られるカジュアルな山ガールファッションやかわいいレザー小物なんかもある。奥にはカフェのようなカウンターが。すすめられてカウンターに腰かけると、さりげなくコーヒーを淹れてくれた。まだ何も買っていないのに、コーヒーのおもてなし付き。「わざわざ寄ってくれたんだから、お茶でも飲んでけし、という気持ちです(笑)」。天然パーマにニット帽。たくましい山男というイメージとは程遠い店主の石川幸之助さん。お客さんには「いらっしゃいませ」のかわりに、「こんにちは」と微笑む。適当にほっといてくれるので、お客さんも自由に店の中を物色。もちろん、必要About Shopイマドキの山ガールはどんどんかわいくなってる!About Nature春になったら山に登ってみようかな逆のことをしてみたくなるという。「山梨の人は案外、町に目が向いていて、すぐそこに自然がいっぱいあるのに、その魅力に気づいていないんですよ。店を大きくしたいとかではなく、自然のよさや楽しさ、地元の魅力を発信していきたい」。そんな石川さんと同調するように人が集まり、店でライブを開いたり、ついには初の野外ライブまで。山の魅力を伝えるために、「登山教室」まで開いたりする。店の常連だったお客さんが、ついにはこの店のスタッフになっていたり。なんだか、おもしろいな。「なんとなくかわいい、なんとなく楽しい、おもしろい。この店に来てそんなふうに思ってもらえれば。遊びを通じて自然の懐の中に飛び込んでほしい。自然とともに生きると、生き方まで変わってきますよ。ちなみに、初心者におすすめは片道1時間半の日向山(北杜市)です」。春になったら、登ってみようかな。私の山ガールデビューもそう遠くない気がする。First Contactアウトドアに興味ないけど、ちょっと行ってみる?12