ブックタイトルほぼハッピーマガジン Medetta! Vol.012 電子版

概要

ほぼハッピーマガジン Medetta! Vol.012 電子版

連載04Essay MENKUI昔話このひとときがかけがえのない時間「Raumen MENKUI」マスター齊藤健昔々甲斐という国に、ケンという若者…ん?やや中年の男がおりました。ケンは屋台ラーメンに憧れ、何故か海を渡り沖縄へ。一年間の修行の末、ミレニアムイヤー2000年に帰郷し、「屋台らうめん麺喰」をオープンすることになった。屋台は資本も少なく簡単に儲かると思っていたが、それはそれは苦労の連続で、睡眠時間は平均4時間、休みは週1日。命を削って仕事をするような日々の始まりだった。しかしケンは、絶対に成功するという想いだけはブレずに強く、まっすぐますっぐ、持ち続けたのであった。【屋台時代の一日】11:00起床11:05ラジオ体操第一たまに第二11:10はみがきシャワーヘアセットよしっ!今日もイケメン11:30仕入れにGO12:00肉屋麺屋卵屋ランチがてらスーパーで試食をつまむメンチが好き13:00家で仕込み開始17:00車へ積み込み水道も無いのでポリタンクへ100?分の水を入れて持っていく。この作業だけでも毎日シビれたぁ~17:30家出発18:00屋台を連結して営業場所へ移動18:30屋台組み立てトランスフォーム!19:30かいて~ん屋台の現実…冷蔵庫→クーラーBOXグラス→検尿みたいな紙コップ電気→発電機クーラーがないっ→扇風機5台うちわいっぱいヒーターもないないっっ→ストーブ7台トイレもないないないっっっ→簡易便所or近くのファ◯マ夜中2:00閉店お疲れさまでしたぁー3:30屋台撤収片づけ終了4:00家に着く残りの材料を冷蔵庫へ戻し洗い物ハァ…まだ終わらない5:30~6:00ベットへ倒れこむ…この毎日のスケジュールに加え、日中と夜中の寒暖差にやられ体調を崩す日も多く、月一度は病院へ。先生が今日は何の注射にするんだい?と聞くほど、自分で診察が出来るようにまでなった。コワモテのお客さまとトラブルもあった。他のお客さんの迷惑になるので退店させると、屋台に何かが当たる音!何か投げたかと聞くと、なんだ俺が石投げたとでも言うのかぁー!?と…今石投げたって自分で言いましたよね?…ちーん。ケンが屋台時代に手に入れたもの。それは年齢を超越した強靭な肉体と精神力(ここ数年は老化が悩み)と、人前でも堂々と自分を出せる度胸。毎日毎日大変で、何度もやめようと思ったこともあったが、その毎日が全て「今」へ繋がっている。絶対に成功するケンの想いは、自らの力を信じきることにより、確固たる「自信」となった。今この瞬間このひときがかけがえのない時間っていうお話でした。めでたしめでたし。某会社の社長からいただいた品。ズレ落ちたのもMENKUIの原点!?「Raumen MENKUI」齊藤健さん自然と人が集まり、毎晩宴会のような賑わいを見せる「MENKUI」の名物マスター齊藤健さん。常連さんは健さんと呼ぶ。一度、健さんに会いに行ってみて。もちろん、健さんのつくるラーメンもご賞味あれ!In detail? 090・7637・0964住甲府市高畑2・10・3営18:00 ~翌1:00休日曜日Publisher鮎川哲S T A F FProducer髙木郁夫Director手塚義人桜井忠弘大谷和久西村一芳後藤拓小河内裕樹新津ゆき永井宏清野真孝深澤大紀Editor in Chief桜井栞菜Editorオフィス・クリオ森下圭松崎みどりArt Director熊谷昭典(SPAIS)Designer田山円佳山口真里小林紘子田中恵美Photographer里香青柳茂Illustrator岸潤一キノMapトラストCharacter Design山本あゆみVol.012今月の表紙からフルーツがたっぷりデコレートされたウエディングケーキ。ウエディングケーキ入刀後は、注目のファーストバイト。今号では、大石さんこだわりの引出物についてうかがった。発行日●2016年3月1日発行●株式会社エフエム富士〒400-8550山梨県甲府市川田町アリア105?055・228・6600印刷●株式会社サンニチ印刷c株式会社エフエム富士201690